“ばんてらー”のみなさまこんにちは。
先月7月18日に今年のばんてら折り返しとなる3回目が行われました。
今回のテーマは「中国、韓国コミョニティと何が違う?彼らの向かうところ、我々の向かうところ」。
3回目は、日本コミュニティでご活躍されながら、中国コミュニティのこともよくご存知でいらっしゃるテリー・ジンさんに進行🎤をお願いいたしました。
声を大にして言わせてください。このテーマを、日本人と日本人以外の視点を持つ人たちと話ができるのは、ばんてらの醍醐味です。
ところで個人的に、今回1番印象的だったのが「カナダで暮らすということは、カナダの文化に溶け込む・カナダの人となる傾向が日本人にはあるのかもしれない。」という話。郷に入れば郷に従えのような感じでなのでしょうか。
でもこれ、なぜそんなに印象的だったかと言うと、だってカナダと言えばやっぱりDiversityだったりMulticulturalismがそこらじゅうにあってそれが活きてるお国柄!色んな国の人や文化やコミュニティがその国柄をそのままにそれぞれの声や存在を発揮している中で、日本人・日本のコミュニティってたしかにその声や存在をがっつり活かしてる、と言う感じはないかもって。そう思いません?
いやね、それが良いとか悪いとかではなく、日本は古くからずっと、郷に従いながらも日本ならではのオリジナルを生み出すのが得意であるように、カナダでも日本人ならではのオリジナルが活きているといいなと思ったりしました。
さてー、ではでは、ばんてらでどんな話がされたのか、潜入レポートいってみましょう

第3回「ばんてら」が7月18日に開催されました。今回のテーマは「中国、韓国コミュニティと何が違う?彼らの向かうところ、我々の向かうところ」と題し、テリージンさんの司会進行で活発な意見交換が行われました。
初めに、様々な統計資料からメトロバンクーバーにおける各コミュニティを構成する日本人及び中国人や韓国人の人口動態(移民者数、在住者数)を見つめると、過去5年間のカナダ全体の移民数は中国人が約13万人、韓国人が約2万人、日本人が5千人。そして最近の在住者はメトロバンクーバーの人口が約250万人の内、中国人が約43万人、韓国人が約5~7万人、日本人が約3万人となっている。これらの数字から中国人や韓国人は日本人と比べて相当多くの人が移民し在住していることがうかがえ、彼らのコミュニティの規模や存在感の大きさをあらためて認識しました。
韓国人在住者はもっと多いと思ってたー! だってあんなに大きなスーパーがあちこちにあるんだもーん!


次に夫々のコミュニティについて活動内容や違いを様々な角度から意見交換し、我々日本人コミュニティの課題や向かうところを明らかにしようと話しあいました。
本文
中国コミュニティでは、大小さまざまな団体があるが、その中心的存在はSUCCESSという団体であり、中国人のみならずあらゆる移住者に対して仕事の斡旋、住居の相談、ビジネスの相談等様々なサービスを提供しており、カナダ政府からも相当程度の運営資金を支援してもらっている。また、RICHMONDのABERDEEN CENTERはその中心的存在で色々な中国人向けのイベントを開催し求心力を高めている。さらに、中国系の議員を輩出するなど政治的な活動にも強い関心を持っている。
韓国コミュニティは、KOREAN COMMUNITY CENTERを中心に活動しているが、韓国人同士との繋がり意識が強いが、若い世代は日本人同様にあまりコミュニティへの関心が薄いように思える。
ビジネスにおいては、中国資本の進出(最近は香港資本から中国本土資本へ移行)が目立ち、身近な生活環境においても中国ビジネスの存在感は大きい。一方で日本文化が世界中から関心が寄せられている昨今、バンクーバーにおいても日本食文化の代表格である“ラーメン”や独自ブランドである“ユニクロ”や“無印良品”といった我々日本人にとってなじみのある店舗が主要なショッピングエリアに進出しているのはうれしいかぎりである。
普段何気に目にしてる中国・韓国コミュニティの様子も、みなさんの話を聞いていると日本のそれとは違うことに気づかされるねえ 👀

