企友会・懇話会共催 新春懇談会を開催。
kiyukai Admin2019-12-05T21:43:38-08:00年次総会に続いて、企友会とバンクーバービジネス懇話会共催の新春懇談会が開催されました。 年次総会に続いて本郷さんにレポートしていただきましょう。 年次総会の後、軽食が用意され、企友会、懇話会共同での名刺交換会が行われました。皆さんコーヒーやサンドイッチを片手に、立食形式での交流会です。バンクーバーに来たばかりの新しい会員の方から長年の会員の方まで、多くの方々が一堂に会しての活発なネットワーキングの場となりました。 続いては、懇話会との共同開催での新春懇談会です。 はじめに、在バンクーバー日本国総領事館・羽鳥隆総領事よりご講演をいただきました。 羽鳥総領事は昨年の11月にバンクーバーにご着任される前は韓国のソウルにいらっしゃったそうで、日本人なら誰でも気になる「最近の朝鮮半島情勢」についてお話をしていただきました。限られた時間の中ながら、ここに書き尽くせないほどの非常に濃い内容のお話でした。 特に強く興味を引かれたのは、羽鳥総領事が韓国について語られたことです。ニュースでも日々取り沙汰されている慰安婦問題ですが、その問題の根底にはお互いの歴史認識の違い、ひいては民族間でのメンタリティの違いがあるということ。その違いをお互い認識して、もっと情報を共有すべきであるということ。実際の問題は「私が関与し得なかった過去」ではなく、今を生きている人の感情から発生しているのだ、ということに改めて気づかされました。 次に、懇話会・池田尚副会長より「資源取引を通じた日加関係」と題してご講演いただきました。懇話会の池田尚副会長は、カナダ三菱商事の社長でもいらっしゃいます。今回のご講演では、資源国としてのカナダ及びその主要資源について、また、新しい資源としてのスタートアップ事業やカナダ三菱商事が出資されている新事業について、最先端の情報を交えてお話をいただきました。 カナダは膨大な資源を持つ資源国というわけではないものの、輸送経路に危険地帯を含まないという意味で、日本にとって貴重な資源国だそうです。意外だった主要資源は、塩化カリウム。大昔に植物の肥料が「窒素・リン酸・カリ」であると習った覚えがありますが、日本では、この「カリ」=塩化カリウムの70%がカナダからの輸入であるとのこと。日本にいたときは知らないところでお世話になっていたのですね。 また、カナダ三菱商事が出資されている、採掘×テックのスタートアップ「マインセンス」、シェールガスの「LNGカナダ」、LPガスの「アストモスエネルギー」のご紹介もありました。「LNGカナダ」で使用されるシェールガス運搬のためのパイプラインはなんと670kmにも及ぶそうです!BC州の一大プロジェクトでもあり、大きな期待が寄せられます。 最後に質疑応答の時間が設けられたのですが、非常に多くの質問が飛び交い、ご講演に対する参加者の関心の高さがうかがえました。ご講演者のお二人がお互いにご質問される場面もありました。閉会時間まで密度100%の充実した懇談会であったと思います。私も普段はなかなか聞く機会のないようなお話を聞くことができ、たいへん貴重な体験となりました。
企友会年次総会を開催。
kiyukai Admin2019-12-05T21:44:10-08:001月31日に企友会の年次総会そしてその後にバンクーバービジネス懇話会との共催新春懇談会が開催されました。 まず最初に年次総会の模様を、ボランティアの本郷さんよりレポートいたします。 2019年の企友会イベント第1弾、年次総会&新春懇談会!!ということで、ボランティアの私も普段より(さらに!)少し引き締まった気持ちで参加してきました。 まずは、年次総会です。年次総会では、企友会の理事と会員が集まり、昨年度の活動報告と今年度の活動についての発表が行われます。 気になる今年度のイベントについては、昨年に引き続き「時代の求める企友会のあり方をイベントに反映する」ことを目標として、「ばんてら」塾などの参加型イベントの定期開催を行っていくとのこと。 「ばんてら」とは、ある年間テーマに沿ったお題について、会員の方と一緒に考える機会を持つ、という面白いイベントです。今年のテーマは何になるのでしょうか?「本年も興味深いテーマを検討中」だそうです。楽しみですね! また、様々な分野でご活躍されている会員の方々への取材記事「企友会です、インタビューさせてください」も継続していくことや、企友会のウェブサイトを一新することなども発表されました。ウェブサイトはPCからでも携帯端末からでもより見やすいデザインになるとのことで、この記事が公開される頃にはもう新デザインになっているかもしれませんね。 新春懇談会につづく。