ばんてら1回目を開催。「新しい技術と価値観で社会はどのように変化しているのか。社会環境の変化を感じてみよう」
kiyukai Admin2019-12-05T21:41:09-08:002019年第1回目のばんてらは「新しい技術と価値観で社会はどのように変化しているのか。社会環境の変化を感じてみよう」という議題からスタートです。 まずは前提として、産業革命の概念や歴史ついての話がありました。 産業革命はこれまで大まかに100年間隔で起こってきましたが、近年はIoT、AI、最新のバイオテクノロジーの出現や融合により、様々な産業の変化のスパンが短くなることが予想されます。 そこで、これらの革新的な技術の発達を受けて、この20年で私達にどういった変化が起こったか?という議題へ移ります。 皆さんから出た具体的な変化の例としては、 ・コミュニケーションの方法(ビジネスや日常生活どちらにおいても。) ・情報収集手段の多様化 等々様々でした。 インターネット技術の発展により、私達は様々な恩恵を受けています。電話やメールを使わずともSNSで友人や家族と簡単に連絡が取れる、ビッグデータの発展によりネットの検索や閲覧、購入履歴からお勧めの記事や商品を提案してくれる…等。一方でデメリットも存在します。例えばビッグデータの話の場合、自分の枠の中で情報を得る機会が増えるため、情報格差を生み出し易くなります。また、情報を得るツールが発達したことにより、コミュニケーションの速度が格段に速くなりました。良いか悪いかは別として、それが私達の生活に更なる忙しさをもたらすことにも繋がります。 また、あらゆる産業が発展する中で、私達の普段の生活は社会から監視されています。(レンタカーの追跡用GPS、スマホの位置情報等)こうした監視はある時には犯罪を抑制したりビッグデータに活用され、私達の生活を便利にすることに役立っています。一方で、現在の監視社会に息苦しさを感じる人々がいることも事実です。 こうした議論の中で、監視社会で活用されているAIが最終的に人を超えることができるのか?という話でこの日の議論は終了しました。 普段あらゆる分野で活躍されている参加者の方々の議論、様々な角度からの意見があり、私自身新たな気付きを得る2時間でした。特に仕事や日常生活の場で他者と実際に会ってコミュニケーションすることが希薄になる現代で、人々は逆にリアルなコミュニケーションを求めるに傾向にあるのでは?と感じました。(シェアハウスに住み続ける若者、スタバのカウンター席がいつも埋まっている…等々人との直接的関わりを求める人は多くなっている気がします。) これから先の会でどのような結論が出るのかが非常に気になります。 次回は5/8に開催されますが、実際にAIの開発に関わるスペシャルゲストも参加されるそうなので、私もこの後の議題の続きを是非聞いてみたいと思います。 企友会ボランティア 塚田千尋