我々は毎日の生活の中で どれほど頻繁にインターネットを通して人と会話をしたり、様々な情報を入手したりしているのでしょうか。パソコンやモバイルがあればいつでもどこでも 誰かとコミュニケーションでき自分の欲しい情報(真偽の程は別に)が簡単に手に入る便利な世の中になったと感じています。
インターネットの普及した今日、簡単に手軽に人とコミュニケーションができる世の中になっていますが、しっかり意思疎通を図り、より良い人間関係を構築するために人はどのように他人とうまくコミュニケーションし付き合っていけばいいのでしょうか。
年末年始ともなると様々な人と顔を合わせる機会が多くなり、旧交を温めたり新しい人間関係を築いたりすることができるでしょう。私も年末にはクリスマスパーティや忘年会そして年始には新年会や名刺交換会に参加し、人との付き合いを大切にしたいと思っています。また、日本への年末年始の挨拶は便利なインターネットのEmailやSkype・Lineなどを使い、日頃のご無沙汰を失礼しながら引き続きのお付き合いをお願いしています。
インターネットによるコミュニケーションツールとしてFacebook、Twitter、InstagramなどのSNSが急速に普及して、人はそれぞれを目的、価値や好みで使い分けて不特定多数の人たちとのコミュニケーションが盛んになってきています。
このようなSNSは個人の情報を発信し、多くの不特定な人と情報を共有して自分の存在を感じることはいいことですが、反面、個人情報が独り歩きする心配も危惧します。一方で、ビジネス分野では、事業の案内やもの・サービスの広告などへの活用は有効な手段ともいえるでしょう。
私は現在、特定の人とコミュニケーションするためにPCでemail、スマホでmessageやLineを利用してコミュニケーションしています。内容は単なる連絡確認事項や気さくな会話が中心で手軽で便利なようですが、相談事や複雑な問題を話し合うには十分でないような気がしています。
人と良い信頼関係を構築するには、自分の意見・思いをうまく伝える能力、相手の話を聞いて共感し合える気持ちの余裕、さらにはたとえ考えが違っても相手の意見を尊重するといった視野の広さが求められるのではないでしょうか。
言い方を変えれば、SNSでのコミュニケーションではこのような感性を持っていても文章なり写真で表現することはなかなか難しいのではないでしょうか。まして文章で相手に自分の思いや考えを伝えるとなると、それなりに内容を整理して記述する文章力が必要でしょう。また相手がどう受け取ったかを知ることもなかなか難しいと思います(このコラムを書くにも、拙い文章力で悪戦苦闘しています)
ではどのようにすればいいのか?当たり前のことですが、初めはともかく最後はその人と会って顔と顔を合わせて話しあうことが一番の近道ではないかと私は思います。
遠く離れている人や普段なかなか会えない人との交流は、手紙や手軽なemail等が欠かせないですが、会う気があれば会える人とは、機会を見つけては顔を合わせてコミュニケーションしたいものです。
ビジネス面においても、思いを同じくする仲間を見つけお互い顔と顔を合わせ、話しあうことで信頼関係が構築され、新しい事業につながっていくのではないしょうか。
私の信条は、人は一人では生きていけない、人の支えと協力がその人の人生を楽しくする。そのためには、人とつながり、共生していく気持ちが大切だと思っています。
企友会は2020年も様々な活動を通して人との繋がり大切にしていきたいと思っています。
皆さんの参加を心待ちしています。
企友会理事
谷口明夫