昨年初めより猛威を振るっているコロナウイルス、今年も衰えるどころか変種も発生し、人類を脅かしています。朝から晩まで寝ても覚めても“コロナ、コロナ!”とあらゆるメディアが叫んでいます。毎日の生活や仕事の環境でも“これはだめ・あれもだめ!動くな!お互いに集まるな・引っ付くな!”と人間本来の特質である“群がる、移動する、人と接する”に反することばかりで、ストレスが溜まります!
さあ、どうすればいいのか?ただじっと嵐が通り過ぎるまでがまん?何もしなければ勝手に過ぎ去らないかも?
群れで生きている人類と新種のウイルスの戦い。人類生存の歴史はペスト、天然痘、スペイン風邪のようなインフルエンザ等の様々な感染症との戦いであり、現在は新型コロナウイルスとの戦いが続いているのです。幸いに今までは先人達の知恵で人類は感染症に打ち勝ってきました。
現在世界中の政府がウイルスを退治するため物理的な対策、抗ウイルス薬治療、ワクチン、公衆衛生の徹底と個人の防御に取り組んでいる真っ只中であります。
現代は急速なグローバル化が進み、さらに世界経済の一体化で、人・ものが大量で短時間での移動が活発に行われており、発生場所がどこであろうとあっという間に世界中に広まり、パンデミックとなる。また、長い期間続くと警戒感が弱まり、予防措置が十分できなくなっていることも要因の一つと言われている。
必要なことは、過度に恐れず、適度に恐れることを自覚し、さらに感染症との“共生”にどう向き合っていくかを考えなければならない。
上述のように感染症の克服のため、人類はあらゆる知恵を絞り世界中で取り組んでいる一方で、その取り組みのため今までの生活環境ががらりと変わり、人間の本質が抑圧された状態が長く続くと精神的ストレスが溜まり心の病になりかねない。
じゃあ、なにをしたらいいのか?
オンラインを使って遠隔会話、フードデリバリーで人と接触しない、あとはひたすら家で仕事、家族団らんそれとも一人でゲーム・映画鑑賞や読書三昧?いいですねえ!でも飽きてくる、疲れてくるそして運動不足で体調変化?
この厳しい閉塞感を打破するために、一人一人が心がけることは心の余裕、安定、寛容な気持ちを保ち続けることではないだろうか。
すぐできること、簡単なことから始めよう!
行政機関の公衆衛生命令をしっかり遵守した上で、家族揃ってまたは一人住まいの人は一人で、毎日外に出る、歩く、できれば見晴らしのいい場所できれいな景色を見る。そしてその時、我々がコロナを克服した後の楽しいプランを考える。新しい仕事へのチャレンジ、旅行、親しい友との会食、なんでもいい、やってみたいこと、がんばりたいことなどを思い浮かべて、夢・可能性を膨らまそう!きっと楽しい気持ちになり明日への活力となるでしょう!
ニューノーマルな世界に順応できる精神を養おう!
企友会会長:谷口明夫