この度は2021年度第1回目のばんてら「SDGsを深掘り - ジェンダー平等を実現しよう」というテーマでオンライン議論を開催しました。ジェンダー平等とは男女の差別を解消し、個々の能力が活かされ、安全で安心して暮らせる社会を作っていくことです。また、LGBTQ「レスビアン(Lesbian・女性同性愛者)、ゲイ(Gay・男性同性愛者)、両性愛(Bisexual・性的指向が男性と女性の両性に向いているセクシュアリティ)、トランスジェンダー(Transgender・出生時の性別と自身の性同一性が異なる人)、クエスチョニング(Queer or Questioning・自分の性が分からない、決めてない人)」の方々との平等性についても話合いました。

まずはメンバーの自己紹介を始め、ジェンダーについて各自の意見やこれまでの経験などを語り合い、この12名の参加者のうち、ほとんどが会社経営、もしくは自営業の経験がある方だったので、これまでの仕事上或いは会社内の男女平等を関わる様々な事例について意見交換をしました。

男女両サイドにおけるジェンダー平等についての意見を色んな参加者に聞いてもらい、一つの問題点としては女性だからという理由で仕事に影響を与えられた事に関しても様々の意見がありました。例えば:会社内で男女の対話に話してもらえない場合がある事また、昔では女性の昇進が難しい時期があったという事例もありました。この他でも、男性或いは女性限定に関する仕事が多い、または育休でのブランクが影響してしまう、もしくは男性だと事務作業ができないと言うような様々な事例が多く出て来ました。

それに日本だけではなく、世界中でジェンダー平等の現状を見ていくとアイスランドは1位で、カナダは24位、日本は126位です。(データはこちらにあります。The global gender gap index 2021:https://www.statista.com/statistics/244387/the-global-gender-gap-index/

その後、ジェンダー平等問題への取り組みを実際に行なっている会社の事例をいつくか上げました。「ビザJpカナダ」での取り組み方法としては、ビザ申請の時に男女の性別を聞かないようにしている、同性カップルを異性カップルと同様にビザ或いは永住権の申請の手伝いを行なっているなどの事例を多く上げました。
最後はジェンダー平等の大局について話し合いを行い、世界中では固定概念に縛られず全体平等な機会を与えられ社会的圧力を感じない環境を作る事がジェンダー平等の大局の第一歩という事なのではないかとの事でした。このジェンダー平等の話を聞けば聞くほど過去もしくは現在の社会に未だに存在する男女平等の問題を多く発見でき、参加者の方々からもかなり熱い討議が飛び交わっていました。それ以外にこの度のセミナに通して男女平等はいかに重要である事を気づき、女性からの意見も聞いてもらい色々と学ぶ事ができたのではと思います。

次回のばんてらは6月に開催を予定しております。

企友会ボランティア 原田 永健

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