chair

皆様、改めましてこんにちは、企友会の会長に就任しました岡本裕明です。
企友会の理事をもう25年ぐらい勤めており、生きた化石状態だったのですが、ミイラが蘇りました。

冗談はさておき、なぜ、私が今、会長就任をお引き受けしたかお話しします。

私は日系ビジネス10団体の組織である新生、連絡協議会の初代議長を4年間勤め、今年1月に任期満了、退任いたしました。その間、日系ビジネスの活性化について大所高所から取り組んできました。コロナという誰も経験したことがない異常事態が任期の半分を占める中で企業やビジネスの活力、従業員や経営者の姿勢、そして日系のチカラを考え続け、微力ながらも支えてきました。

他方、他の国のビジネスコミュニティではコロナ禍ながらも非常に強く、逞しくより団結しながら活動をしているのを見るにつけ、このままでは日系のビジネスはライバルに勝ち負けどころか、存在感すらなくなるのではないか、という強い危機感を持たざるを得ませんでした。

「Youはなにしにカナダに」と聞けば日本社会が嫌、ウェットな会社組織に耐えられない、もっと自分を見つめたい、何か新しいものを探して…と言った声が多いのだろうと思います。確かに今の時代は昔と違い、ネットを見ればほとんどの情報はゲットできてチャンスも広がったように見えます。

しかし、情報があるだけでは絶対にビジネスは出来ません。これはここで30年、多種多様なビジネスを営んできた私が自信をもって断言できることです。情報は第一歩であり、そこからの踏み込みは人と人との繋がり、そしてネットワークを通じた刺激こそ、自分をより強くするのです。

SNSを通じてオンラインでつながっているし、と言われるかもしれません。しかし、SNSでビジネスを展開するのはなかなか難しいことです。理由はSNSはとてもドライな関係であり、「いいね」の許容領域が極めて狭いからです。例えばネットでの集客がなかなかリピーターにならないという問題と似ています。ビジネスは残念ながらもっとウェットです。そして積み上げです。今日、お店を出して明日から満員御礼になることはありません。

私はまずは皆様と繋がること、そしてそこでより意見を交わし、悩み相談が出来て、「お前のところにお願いするよ」と言えるような関係を再構築したいと思っています。

その為に、私は企友会の正式会員の増加と共にアソシエートづくりを進めていきます。2年後に「君、企友会にまだ入っていないの?」と思われる会にします。それが私のようなミイラの役割です。役割が終わったら素直に棺に戻らせて頂きます。

では皆様のご支援を期待しております。

会長 岡本裕明

Share This Post!