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第三回のばんてらは「カナダでのコミュニケーションのコツ」をテーマに、ディスカッション方式で参加者の経験・意見を共有しました。

“How are you?”  にどう返すべきか悩んだことはありませんか?日本人の多くが習う定石は”I’m fine thank you and you?” ですが、実際に使っている人はほぼ見かけないと思います。この”How are you?”は相手が元気かどうかを聞いているよりかは、話のきっかけ作りで使われる状況が多いかもしれません。カナダでは、コンドやオフィスビルのエレベーターで見ず知らずの人と一緒になった時、”How are you?”と聞かれることが少ないないと思います。それは、なんだか居心地の悪い雰囲気を変える為に会話を切り出しているのかもしれません。

また、話の組み立て方も異なるとの意見が多く出ました。ビジネスシーンでは、日本では状況説明から入ることが多いのに対して、北米では要点からスタートするのが一般的です。カレッジ等でもエッセイやプレゼンテーションは結論から始めると習った方も多いと思います。「で、あなたの話は何なの?」を言われないように、まだ慣れてない方はちょっと意識をして話し方を戦略的にする努力が必要かもしれません。

しかし、一口に「カナダ人・カナダ文化」と言っても千差万別です。移民が多くいるカナダでは第一言語も文化も持っているバックグラウンドも人それぞれ。唯一の答えはなく、その場その場で最適の対応は大きく変わってくるでしょう。もしかしたら、自身が一番誠意が伝わると思うコミュニケーションスタイルが最も良いのかもしれません。一生懸命伝えようとする姿勢は相手にも伝わります。

次回ばんてらは講師を招いた対面での開催を予定しております。たくさんの皆さんのご参加をお待ちしております!