企友会の活動に携わって31年になります。
1992年にワーキングホリデーでバンクーバーに来て、その時の勤め先の社長に企友会の役員会に連れて行ってもらいました。メンバーになるだけじゃなくて、役員をさせてもらいながら先輩方と交流したいした方が良いとブックキーピングを任せてもらいました。そして色々な事を教えてもらい、助けてもらい、励ましてもらい、30年やってきました。

そしてほんの数週間前のことですが、ある若者が理事会を訪問してくれて、企友会のあり方について提案をしてくれました。
頼もしいじゃないですか!
そして嬉しかったですね!

もちろん、その内容は確かにその通りなのですが、でも、反射的にそれができない理由はすぐに思い浮かぶんですが、それを並べて説明しても建設的でないなと思い、どうその提案にコメントをしたらいいのか考えていました。

でも、これをきっかけに改めて、どういう企友会が活動をしていったらいいのか?
そもそも我々は何をしようとしているのかと考えるきっかけになりました。

(以下は、企友会理事会の統一見解ではなく私の個人的な意見です。)

バンクーバーに来て、将来起業をしたい人、起業したばかりの人、起業したけど伸び悩んでいる人、さらに売り上げを伸ばしていきたい人などが企友会はどんなところかなと思って訪問してくれるのだと思います。ですから、その期待に応えられる活動を目指してたら良いわけなのです。それは質の高いセミナーだったり、相談窓口だったり、ネットワークの提供だったりなのでしょう。
企友会を訪問してくれる人々は、業種もいろいろ、年齢層、経験値、企業の大きさもいろいろ、さらに滞在ビザの問題もあったりで、抱えている問題や、知りたい情報が多岐にわたり、それらに答えられる専門家もバンクーバー全体でもいるのかどうかと言う状態です。
そして、相談者も答えが得られないなら、この会を再び訪問する価値はないとなってしまうのかも現実かと思います。
そんなすべての希望に添える会ができれば、それに越したことはないのですが、現実的に、我々に今、何ができるのか、空をみながら考えてみました。
一番大切なことは、質の高い情報と言うような特別なことではなく、日本人バックグラウンドを背負ってバンクーバーでのビジネスに興味を持つ人と、この場所で、同じ時間を過ごして、友情を育むことではないのかと思いました。
そんな仲間と、異国の地で、助け合ったり、喜んだり、悲しんだりして、同じ風にふかれながら、共に成長していけることが日系ビジネス社会を活発にしていくことにつながるんじゃないかと!

頑張っていきましょう!

企友会理事 猪田雅公

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