今年も桜デイズジャパンフェアがバンデューセンボタニカルガーデンにて開催されました。バンクーバーの春の恒例イベントの一つとなったこのお祭り、今年が14回目の開催。開催のきっかけは当時のバンクーバー総領事のお声掛けでした。当時6つあった日系ビジネス団体は、時々複数団体で共催や協力イベントをする事はあったものの、全ての団体が一緒に何かを行うことはありませんでした。一緒に何かをしてはという発案のもと、各団体から実行委員が選出され、企画、運営したのが2009年の第一回目の開催。第一回目から会場はバンデューセンでしたが、今のサイズから思うと当初は内輪の小さなイベントであったと思います。年月を重ね、困難や挑戦を乗り越え、今年は晴天にも恵まれ過去最高となる約15,000名の来場者がありました。
参加団体の数はというと、Selling &Non Sellingベンダーが54、Food ベンダーは26、ステージでのパフォーマンスを行った団体は26となりました。この他、茶道や生け花、日本酒のテイスティングなども開催し、また198名のボランティアが開催を支えてくれました。発起人団体の一つでもある企友会は、今年はSelling &Non Sellingのリーダーとしてベンダーの選定から前日の会場準備、及び当日の運営を行いました。ベンダーは個人向けで販売を行うものが主となりますが、日系ビジネスに携わる方にとっては、魅力ある販促の機会になっているのではないかと思います。
ジャパンフェアにとっては、共催団体であるVancouver Cherry Blossom Festivalとイベント運営会社であるEventLABとの関係も大切な要素です。Vancouver Cherry Blossom Festivalとの協力関係は、相互にイベントの質と動員数を上昇させていると思いますし、EvenLABによるプロの運営サポートはより円滑なイベントの開催を可能とし、強いては来場者並びに出展者の満足度の向上にもつながっているのではないかと思います。
ジャパンフェアのミッションは日本並びに日系コミュニティーを紹介し、日加相互の理解を深めることに貢献することです。14年の月日を経て、15,000人が来場してくれるイベントとなり、日本や日系ビジネスを発信していく場所としての基盤が出来てきました。今後益々イベントを盛り上げ、日加の関係発展と日系ビジネスを盛り上げていくことに貢献するためには、企友会並びに企友会会員の皆様をはじめ、コミュニティーの協力が不可欠だと考えます。また現状に満足するのではなく、新しいことにも是非挑戦していければとも思っています。例えば日本の都道府県を順番に紹介したり、ビジネス同士がつながる機会を設けることもできるのではないかと個人的には思っています。様々な日系団体がコラボレートし、バンクーバー日系コミュニティーが一つとなるイベントとして進化していければと思ってます。
これからも応援よろしくお願いします。
企友会理事、ジャパンフェア実行員 澤田泰代