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IACE TRAVEL INC.
Vancouver Branch Manager
高岡 利和さん
両親の提案から、高校を卒業した後にカナダ・トロントのカレッジに留学。Co-opプログラムでIACE TRAVEL INC.と出会い、そのまま就職を果たす。15年間 IACE TRAVEL INC. で働いている中でプロモーションを複数回受け、現在はバンクーバー支社マネージャーとして勤務。仕事のやりがいは、お客様からの「ありがとう」。コロナ禍で旅行業界の経営が辛い中でも、カナダ政府からの援助や新しいビジネスを模索し、誰もクビにすることなく乗り切る。奥さんとお子さんが2人の4人家族。トロントとバンクーバー、どちらでも長く暮らしており、今はバンクーバーが好き。
Co-opプログラムがきっかけで、1つの仕事を15年間続けている高岡さん
Q自己紹介をお願いします。
高岡 利和です。仕事は旅行業をやってまして、IACEトラベルという会社で働いています。
Q今の仕事はどういった形で見つけましたか?
最初はトロントにいまして、トロントで語学学校とか、あとカレッジに通ってたんですけれど、その後に学校のCo-opのプログラムで、今のうちの会社で単位を取る時に入ったのがきっかけ。その卒業と同時に、ちょうど枠があったので、そのままうちの会社で就職という形で初めは入りました。
Qお仕事のやりがいと大変なところはなんですか?
やりがいは多分本当に常日頃お客様と接しているというところがあるので、「ありがとう」とか、やっぱりそういったところはやりがい。
また、やはり最近フライトが遅れたりキャンセルになったりとか、そういった時に、やっぱりなかなかこう普通に航空会社って電話をかけると2時間待ちとか、かからないという時があったんですけど、その時にうちに掛けてきてもらえれば、やっぱりその場で対応ができるっていうところで、そこの時間短縮とか、やはり日本語で、日本のお客様が基本なので、そこら辺は安心して、やっぱり対応していただいたというところで感謝してもらえるというところが、やっぱりやりがいを感じるところではありますね。
大変なことは、色々なことが変わってくるので、それこそ旅行業=平和じゃないと、やっぱり成り立たないっていうところがあるので、そこの対応するのが大変です。
やはり戦争だったりコロナだったりとか、そういった何かあるとどうしても行き来がストップしてしまったりとかという時に、やっぱり浮き沈みがかなり激しい業界の一つではあると思いますね。
Qコロナ禍の中、旅行会社はとても大変だったと思います。その中をどう乗り越えたなどありますか?
一つは、カナダはやっぱり保障が結構しっかりしてたというところが第1。かなりカナダは結構手厚く補償があったというところで、生き残れたというところはあります。
でもやっぱりコロナの最中で、やっぱりレイオフとかそういったのがいっぱいあったと思うんですけど、うちはやはり出来るだけそういうのをしないというところで、基本的には一人も切らずに、何とか。
あとは、コロナで航空券とかが売れなかったんで、それとは別に他の仕事っていうところで、コロナ検査がその時は必ず行く時には必要だったんですけれども、クリニックと提携して、それを(日本に)行く人に対して案内したっていうところで、それも1つの生き残った中のサービスにはなってくると思いますね。
Q最近だと円安がすごいですが、「海外の方を日本に」という形が増えていますか?
まず、うちは基本的にはこっち(カナダ)から日本に行くのがメインですね。どちらかというと、こっちに住んでいる人が日本に行くとか、旅行に行くとか、あとは出張に行くとかっていうのが基本的なサービスにはなっています。ただ、もちろん日本から来る人のケアもあるので、あとは団体であったりとか、そういったところが一応メインにはなっていますね。
ただ、やはり今は円安というのもあるので、こっち(カナダ)からやっぱりとりあえず円安の日本に行きたいという人もいます。あとはLCCが飛び始めたというところもあるので、そこら辺の部分ではかなり日本に行く人っていうのは、コロナ前も増えてましたけど、最近はやっぱりすごい日本に行く人は増えていますね。
Q「カナダから日本」という場合が多いということですが、それでもお客様は日本人なんですか?
日本人+日本人じゃない人ももちろんいらっしゃいます。どうしても日本人のボリューム、人数っていうのは限られているので、日本人以外の日本に行くとか、日本人以外の人が旅行へ行くっていうところに最近は力を入れてはいます。
Q日本人として日本に旅行へ行くのなら、別に日本語ができるから頼る必要があんまりないかなと思うんですが…
やはりここ数年、WEBサイトだったりとかオンラインだったりとかというのはやはり増えてきてますので、やっぱりそこら辺でもうオンラインで取っちゃうという人は、今非常に多いと思いますね。
ただ、さっきも言った通り、何かあった時に日本語で対応できるっていうところで使ってくれている人というのは非常に多くて。
あとは、やっぱりベストなものを提案できるというところで、やはりオンラインで取る場合、それが本当に一番安いのか、あと明日になるとどうなるんだろうとか、そういったものは分からないじゃないですか。そういったところも(うちの会社は)基本的にはもちろん分かるので。
もちろん普通のことを普通に返すだけであれば、今はやっぱりオンラインの方が速いですし、24hなんでできると思うんですけど、やっぱり「提案できる」っていうところで、やっぱりオンラインではできないサービスっていうのを進めているという感じです。
Q旅行業を営んでいる高岡さんおすすめのカナダの観光場所を教えてください!
もちろん、たくさんありますね。たくさんありますけど、どこかと言われると、僕は「カナディアンロッキー」かなと。仕事でもプライベートでも行ったことあるんですけど、やはりカナダの大自然が見れるというところで。トロントだったりとか、そういった大都市もいいと思うんですけど、やっぱりちょっとカナダらしいというところでいうと、カナディアンロッキーが一番そこを感じられる場所だと思うので、そこは一番オススメです。
もう一つ挙げるとすると、個人的には「ケベック」かな。町並みも違いますし、ちょっと違った雰囲気の景色が見れるというところでは、ケベックも非常にオススメですね。
19歳でトロントに留学、現在はバンクーバー暮らしを家族で楽しむ
Qいつトロントに来て、なぜトロントを選んだのでしょうか?
トロントに来たのは僕が19歳ぐらいなんで、2000何年でしょう?ちょっと覚えていないです。2005年、2004年、多分そんな感じだったと思うんですけど。
来たきっかけは、基本的に日本でも英会話とか結構行ってたんで、それで僕が行きたいというよりは、親が行ってみない?みたいなところで、じゃあ行ってみるっていう話だったので。自分の意思では初めはないですね。
あと、やっぱり今もそうだと思うんですけど、昔もやっぱりアメリカかカナダかというのは結構選ぶとしたら皆さんあったんですけど、やはりアメリカは治安とかそういった部分もあるんで、やっぱりカナダの方がいいよねっていう感じになったんですよね。で、やっぱり首都であるトロント。
Q最初はトロント、今はバンクーバーに住んでいますが、どちらが好きですか?
今はもう、バンクーバーの方がもちろん好きです。
やはり(トロントから)移動する時は、もちろん友人もいましたし、生活の基準が基本的にトロントにずっとあったんで、なかなかやっぱり家族で引っ越しするって言っても、子供だったりとかっていうところでも、やっぱりちょっと嫌だったんですけど。
でもやはり住んでみて、もちろん日本も近い。日本食もあるし。トロントってどっちかというと自然もあるんですけど、やっぱり大都市っていうところで、あまり山もほとんどないんですよね、近くに。バンクーバーだと近くに山があるし、もちろんダウンタウンもあるし、いろんな面で見ると子供にとってもやっぱりいい環境っていうところで、今バンクーバーが一番いいかなと。
日本が近いのも一番いいですね。間違いないです。昔は若かったんでいいんですけど、(日本に帰るのに)13時間かかってしまうっていうところで、今は無理ですね(笑
Qバンクーバーで子供にとって良かったなという出来事とかあったりしますか?
バンクーバーの方がやはりコミュニティーが狭いので、やはり日本人のお子さんと一緒にいるママ友とか、そういったところに繋がりやすいというところもありますし、なかなか色々やらせるにも結構小さい町なんで、近場でいろんなことができるということでかなり良かったですね。
Qバンクーバーでおすすめ(グルメ・アクティビティ・イベント・自然・観光など)はありますか?
正直僕はそんなに観光したりはしてないんですけど、今結構やっぱ仕事が忙しくて。ただ、それこそ子供が今ピアノだったりとか体操とか、結構いろんなことをしてるので、そういったところがやっぱりできるっていうところがおすすめです。
あとやっぱり冬だったら、近場でスキーができちゃうっていうところ。冬はスキーに行ったりとかっていうところでは、バンクーバーはかなりオススメかなというところで。1時間も行けば自然がありますんで、キャンプだったりとかっていうところでもやっぱりいいですよね。
企友会加入のきっかけは会社繋がりから
Q企友会に加入したきっかけは?
これは、うちの前任の今トロントにいるマネージャーが元々バンクーバーにいて、交代、入れ替わりだったんですよ。なので、彼が元々企友会で理事をしていたので、それの後任ではないんですけど、やってもらえませんかっていうので加入したというか、理事をやったという感じですね。
Q企友会に加入して良かったことは?
仕事をしていると、もちろんあんまり付き合いとかも、そこまで仕事以外だとなかったので、特にトロントから来た時とか、やっぱ友達もいないしっていうところもあったので、そういったところでは企友会に入って、企友会の会員の人で友達で今も続いている人はもう全然いっぱいいるので。
そういった面では、やっぱり交友関係というところではやっぱり広められたというところで、非常にそこは今でも良かったかなという風には感じていますね。
Qちなみに奥さんの方も(企友会に)助けられたとかありますか?
いや、奥さんは自分で見つけてましたね。やっぱりね、子供が学校に行くんで。日本語学校とか入るとそこでママ友ができてくるんで。あまりそうですね、困らなかったみたいです。
バンクーバーの日本人に一言「挑戦する」
Qバンクーバーにいる日本人に一言お願いします。
やっぱり挑戦する。私は言われて来たんで初めは、なので人のこと言えないんですけど。やはりいろんな世界を見て経験して、そこで自分で決めるというのが多分一番重要だと思うんで。
やはりバンクーバーにいる日本人の人でも、ビザの問題が一番大変だとは思うんですけれども、一番ベストなこと、自分で決めて進んでもらえればと思います。
インタビューの全貌はYoutubeにて公開しています。さらに詳しく見たいという方は、ぜひ企友会Youtubeをご覧ください!
企友会ボランティア 林 珠希