9月4日(水)に本年度第3回企友会MBA「持続可能な経営のために知っておくべき経営管理の基礎 ~損害保険/Group benefits編~」をオンラインと対面のハイブリッド形式で開催しました。今回は、Bridges International Insurance Servicesでご活躍されている小澤さんと、企友会理事でもあるY’s Wealthの澤田さんをスピーカーとしてお迎えし、10名の参加者とともに実施しました。

前半では、小澤さんが損害保険について解説し、リスクを正しく認識する重要性や、それぞれのリスクを保険でどのように軽減できるかについて詳しく説明してくださいました。特に印象的だったのは「上司面談でパフォーマンスが悪いと指摘された従業員が退職し、その上司が悪意をもって働きにくい環境にしたとして提訴され、裁判費用$110,000の支払いを命じられた」という事例です。この話を通じて、対物リスクだけではなく、対人リスクや見えにくいリスクについても考える必要性を再認識しました。

後半では、澤田さんがGroup Benefitsについて、特にGroup InsuranceとHealth and Welfare Trustに焦点を当てて詳しく説明してくださいました。Health and Welfare Trustは、医療費を会社の経費として計上できるCRA認証の方法であり、社員が設定された金額を自分の希望する医療サービスに使用できるという仕組みが特徴です。まだ広く知られていないものの、会社の費用をコントロールできるという利点があるため、企業のニーズに応じて今後さらに普及する可能性があると感じました。

今回の企友会MBAを通じて、参加者の皆様は具体的な保険の選択肢やベネフィットの戦略的活用法についての理解を深め、持続可能な経営管理に関する貴重な知識を得ることができました。

今後も企友会MBAでは学びの場を提供してまいりますので、皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

企友会理事 吉崎大貴

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