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理事コラム:中秋の名月と今年の夏を振り返って|山下真姫子
今回は、企友会理事の山下真姫子さんが、今年の夏の振り返りと、9月25日に迎える中秋の名月について綴ってくださいました。バンクーバーの夏に感じた自然の力、そして盃に映る月を愛でる「月見酒」の風流。慌ただしい日々の中で、少しだけ立ち止まってみたくなる一編です。
今年の夏を、どう過ごされましたか
今年の夏、皆さんはどのように過ごされましたか?
夏のバンクーバーは、海や山、公園に出かけたり、テラスで食事を楽しんだりと、一年の中でも特に気持ちよく過ごせる季節です。
日本ではお盆の時期でもあり、故郷や家族を思い出す機会でもあります。それぞれに、思い思いの夏を過ごされたことと思います。
自然の力を、いつもより身近に感じた夏
とはいえ、今年の夏は、いつもの穏やかな夏とは少し違っていたようにも思います。
バンクーバーでは、突然の雷を伴う激しい雨に驚かされたり、日本からは大雨や地震のニュースが届いたり。ケロウナ周辺の山火事も気になるところです。
自然の力を、いつもより身近に感じる夏だったのではないでしょうか。
今年の中秋の名月は9月25日
そんな8月も終わり、9月を迎えます。暦の上ではすでに秋。
そして今年の中秋の名月は、9月25日です。
今年は少し面白いことがあります。
中秋の名月である9月25日は、満月ではないのだそうです。本当の満月は2日後の9月27日。
このように中秋の名月と満月が2日ずれるのは少し珍しく、前回は2017年、次は2043年なのだとか。そう思うと、今年の月はちょっと特別な気がしてきます。
盃に映る月を愛でる「月見酒」
お酒が好きで、仕事柄お酒に関わることも多い私にとっては、こういう時期になるとやっぱり気になるのが「月見酒」。
「月見酒」と聞くと、月を見上げながらお酒を楽しむ姿を思い浮かべますが、昔は盃に映った月を愛でるのも風流だったそうです。空高く浮かぶ大きな月ではなく、手元の小さな盃の中で揺れる月を見る。なんとも優雅な楽しみ方ですよね。
秋の夜を、ゆっくりと楽しむ
忙しい毎日の中では、夜空をゆっくり眺めることも、なかなかありません。ましてや、盃の中に月が映っているかどうかを気にする余裕なんて、普段はあまりないかもしれません。
今年の夏を振り返ると、予定通りにいかないことや、思いがけない出来事が起こるのは、自然も暮らしも同じなのだなと、改めて感じます。
だからこそ、今年の中秋の名月には、少しだけ立ち止まってみようと思います。空を見上げるのもよし、盃に映る月を探してみるのもよし。
この夏を無事に過ごせたことにほっとしながら、秋の夜をゆっくり楽しむ。そんな時間を、皆さんにも過ごしていただけたらと思います。
ライター情報
山下 真姫子(企友会 理事)
バンクーバーで酒類の輸入販売を手がける Blue Note Saké を運営。企友会 理事。
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