投稿日:2022年04月25日 デフォルト画像

理事コラム:石橋を叩かない勇気が必要か(三崎 望樹広)

バンクーバーでピアノ講師を始めて早一年。私は音大出身ではないのですが、縁あってピアノ講師の仕事を始めることが出来ました。以前は金融機関でサラリーマンをしていましたので、全くの畑違い。「いつかピアノと関わる仕事がしたい」と職場で言った時に、「そんな銀行員聞いたことも見たこともねぇ!」とからかわれたことは良い思い出です。

これまでピアノを教えたいと言う気持ちがなかった訳ではありません。ピアノを専門的に学んでいない・・・まだまだレベルが低い・・・そんな気持ちがハードルをどんどん高くしていました。「石橋を叩いて渡らない(たまに壊す)」考え方が染み付いていたのかもしれません。企友会の方を始め、バンクーバーで出会った多くの日本人の方に、どんなことでも良いから何か自分自身のビジネスを始めると良いよ、と勧められました。先輩方曰く、バンクーバーにはまだ多くの潜在的なビジネスチャンスが残っています。背中を押してもらったこともあり、私はようやく一歩踏み出すことが出来ました。

いざ始めてみると、些細なことに何度も立ち止まり、つまずき、迷い・・・この繰り返し。マーケット把握、集客、価格設定、仕組み作り等、基盤作りに四苦八苦。こんな小さな商売でもやるべきことは山積みです(まだほぼ手付かず)。正直、ピアノ講師業を甘くみていました。しかしやってみなければ気づかなかったことだらけです。見切り発車でスタートするくらいの方が良いのかもしれませんね。やりながら学ぶ。

バンクーバーでピアノ講師業をスタート出来たという経験は、私に一つの選択肢を示してくれました。ほんの些細なことですが、私にとって小さな成功体験です。「自分のビジネスを持った方が良い」というバンクーバーの先輩達の言葉の意味を理解し始められているように感じています。起業家マインドはまだまだ乏しいですが、小さな成功体験を作り続けて亀の歩みでコツコツと壁を乗り越え続けていこうと思います。

企友会理事 三崎 望樹広

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