投稿日:2025年06月02日 サムネイル

理事コラム:15回目のSakura Days ジャパンフェアを終えて|澤田泰代

今回は、企友会理事でありSakura Days Japan Fairの実行委員でもある澤田泰代さんが、今年で15回目の開催となったジャパンフェアについての振り返りを綴ってくださいました。イベントの歴史から、成長の軌跡、そして日本と日系コミュニティのプレゼンス向上への思いまで、温かく力強い言葉で綴られています。ぜひ最後までご覧ください。

二日間の開催と好天に恵まれた15回目のフェア

4月12日、13日の二日間に渡りSakura Daysジャパンフェアが開催されました。二日共に晴天に恵まれ、また季節最後のアケボノが美しく咲く中という前例のない(笑)ジャパンフェア日和となった今年が15回目の開催となりました!今日はその報告も兼ねてコラムを書いてみたいと思います。

ジャパンフェアの始まりと初回の様子

2009年、当時の在バンクーバー総領事館の大塚総領事の音頭の下、日系ビジネス六団体が中心となりジャパンフェアはスタートしました。この時はフローラルホールと今では撤去されてしまったガーデンへと続く渡り廊下を使い開催されました。一年目の参加団体は物販ブース、パフォーマンスグループ共に15団体とかなり小規模のもので、また来場者数は二日間に渡り約5,000名でした。

成長の軌跡とイベント体制の変化

以降、バンクーバーオリンピックが開催された2010年とCOVIDで開催を中止した2020年と2021年を除き、ジャパンフェアは毎年開催され、着実に成長を遂げています。規模が大きくなるにつれイベント催行におけるレイアウトやイベント設営などの技術面での難しさを感じ、また限られた実行委員の数では対応しきれないことも発生し始め、2023年からは、他の大きなイベントにならい、EventLABというイベント遂行会社の力を借りて開催が行われています。

2024年の実績と参加者の広がり

二日間に渡り約14,000名の来場者があった今年は、物販販売ブースが53社、屋台並びにフードトラックが25社、BC州酒協会からは7社が酒サンプリングに参加されました。2つのステージへは25の参加団体があり、また11の地元団体によるワークショップや文化的アクティビティが行われました。ボランティアの参加総数は420名、僅か5名の実行委員を束ねるのは、開催一年目から実行委員長を務める塚本さんです。

苦労と学びの積み重ね

これまでには、長雨の影響で芝生が水田状態になった年もありましたし、入場者の列がグランビルの通りまで伸びてしまったこともありました。一年一年が学びの年であり、来場者の方を始め参加頂いている日系コミュニティーの皆さんに喜んで頂けるイベントを目指して頑張ってまいりました。

バンクーバー春の恒例イベントへ

お陰様で、ジャパンフェアはバンクーバーの春のイベントとして定着してきており、またパートナーであるVancouver Cherry Blossom Festivalや開催地であるVanDusen Botanical Gardenとも非常に友好的な関係を築くことができています。

日本のプレゼンス向上に向けて

世界のGDPランキングでは、米国、中国に続き3位の地位を維持している日本ですが、その世界の中でのプレゼンスは年々低下しているように感じます。少なくとも当地バンクーバーでは、日本の素晴らしさをもっと多くの方に知って頂き日本並びに日系コミュニティーのプレゼンスを高めていきたいと思いますので、これからもコミュニティーの皆さまからのアドバイス並びにご協力をお願いする次第です。

最後に

躍動する和太鼓のごとく、バンクーバーを熱くするイベントを目指してこれからもチーム一丸となり頑張ります!

企友会理事・ジャパンフェア実行委員 澤田泰代

ライター情報

澤田泰代(企友会理事)

澤田泰代(企友会理事)

日本では証券会社並びにヘッドハンティングファームでキャリアを積み、2011年よりファイナンシャルアドバイザーとして個人のお客様の保険やリタイヤメントに向けた投資のアドバイス、また企業向けにもグループ保険等のアドバイスを行う。趣味は専ら走ることで、週末はノースショアを中心としたトレイルを四季を通して走っている。

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